臨時教職員のページ

こんにちは、りんりんパンフです。あなたに歓迎と期待のエールを送ります。

■ 学校と教育を支えている臨時教職員

京都の府立学校には多数の臨時教職員が雇用されています。府・市の公立小・中学校なども合わせるとおよそ3500人にもなると考えられます。「臨時教職員の存在なしに学校がまわっていかない」と言われます。

■ 労働条件の改善、2009年度も大きく前進

臨時・非常勤教職員の賃金や権利はまだまだ十分とは言えません。私たちは、教職員の労働組合として、その待遇をうんと改善すべきだと考え、毎年教育委員会に働きかけています。昨年来の交渉で、表紙にあげた点を実現しました。

■ 読んで・知って得する〝りんりんパンフ〟

このパンフは、みなさんの「賃金・権利」をめぐる制度の現状などについてまとめてあります。どうぞご活用ください。「よく分からない」ことや要求があれば遠慮なく、ご連絡ください。いっしょに調べたり考えたりして、改善のための努力をします。

■「教育に臨時はない」をあいことばに

授業のこと、いじめや不登校、ハンディキャップのある子どもたちの生活や進路のことで、迷ったり悩んだりするときもあるでしょう。しかし「小さく固まらず」、のびのびと実践してください。生徒たちにとって『臨時の教育』なんてないのですから。

■ 補充や非常勤の雇用に変化が

文部科学省は「定数くずし」や再任用制度などを実施し、非常勤の多様・乱用を進めています。現場や保護者からは、30人以下学級の実現や教職員の大幅採用を求める声や、「若い先生を増やしてほしい」という声が強まっています。
最近、少人数教育のために教員を増やす自治体が続々と生まれています。高知では産休の補充に正採用者をあてる制度もスタートしています。京都では少人数学級化にともなって、「定額講師」「定数活用非常勤講師」などが増やされています。

■ 教員採用も改革を求められて

教員採用数を増やしてほしい、採用基準を明らかにしてほしいという運動が広がった結果、京都府・市ともに採用試験問題と解答例を公開するようになりました。小学校を中心に大都市圏の採用数が増加傾向に転じたのも近年の大きな特徴です。教員採用選考にあたって、臨時教職員のための何らかの特別選考を実施した自治体は27、一次試験を免除するなどの措置を実施した自治体は31にもなりました(2010年度採用)。

■ みんなで力をあわせて

今、義務教育国庫負担制度や労働法制の改悪、改悪教基法の具体化など国の攻撃が強まっています。しかし、学校と教育、臨時教職員制度の改革をめざす国民的な運動も勢いを増しています。よりよい教育と学校をつくるため、力を合わせていきましょう!

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